北ドイツ Bochum 電波天文台訪問記  JH3EAO July 2017

Bochum電波天文台には、巨大なレドームの中に収納された20mカセグレンアンテナがあります。
1985年には、EME局DK0UKWがこのアンテナを使って1296MHzにQRVしました。
またここは、AMSAT-DLの拠点でもあります。

Bochumの位置

電波天文台の入り口。巨大なレドームが迎えてくれます。


DISHは20mカセグレン、総重量 184 ton
レドームの直径は30m、厚さ10mmの風船である。0.2気圧で膨らませいるので、レドームの中に入るのには中間室を経由します。

DISHの操作室とレドーム内部とは耐圧窓で隔てられています。



操作デスクの前で、ご機嫌のJH3EAO



1985年にDK0UKWのコールサインで1296MHzにQRVした当時のDISHの写真
完成して間がない3.8mDISHで、強力なEME信号を受信して感激した思い出があります。
(拙著:「1296MHz EME受信システムについて」 Ham Journal #48, 1987)

2010年の冬に訪問したときは大雪で、天文台は閉まっていました。


AMSAT-DL用の設備


操作室のボードにはJAMSATのニュースレターもありました


気象衛星受信用のアンテナ群


初期の気象衛星受信装置群



世界初の人工衛星 スプートニク1号(1957年)の実物そっくり模型




青少年向けサテライト模型の展示


アポロ月面移動車(NASA提供)
アポロ11号が月面着陸した時の信号を、いち早く受信したとか。
またNASAの火星探索機の信号も受信しています。 https://amsat-uk.org/tag/bochum/


小型のDISH群もあります。

旧ソ連のボストーク